子育てをきっかけに、義両親の住む田舎に引っ越して3年になりました。
都会から離れ、家族のサポートを得ながらの生活は、期待どおりのこともあればそうでないことも。
「義両親の近くに住む」+「田舎に移住する」という二重の変化を経験した私の体験談をもとに、感じたメリット・デメリットをまとめてみます。
移住を検討している方や、子育てのために義実家の近くに住むか悩んでいる方の参考になればうれしいです。
このブログ(meme’s blog)について
管理人はmeme(めめ)。夫と2歳の娘、0歳の息子の4人暮らし。不妊治療を経て子どもが産まれるのを機に、東京から地方に引っ越しました。育児や便利グッズなど生活に関することを発信しています。
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義両親の住む田舎に引っ越したきっかけ
私と夫は10年ほど東京で暮らしていて、子どもができたのをきっかけに「自然がある場所でのびのび子育てがしたい」と思い義両親が住む茨城県に引っ越しました。
田舎といっても電車もバスも通っていて、コンビニやスーパーも家から歩いていける距離にはあります。駅から離れるとすぐ田んぼが広がるといった感じのほどよい田舎です。
義両親は車で5分もかからない距離に住んでいます。
義両親が近くに住むメリット
メリット1:いざというとき頼れる安心感
義両親の存在で助けられたのが、私や夫が体調を崩したときです。
いつも私が体調を崩すと義母がごはんを作って持ってきてくれ、本当にありがたかったです。
また、何かあるとすぐに車を出してくれたり、代わりに買い物に行ってくれたりするので手が足りないときは本当に助かりました。
何かあったときに「近くに距離に親がいる」というのは、精神的な支えにもなります。
メリット2:自然な距離で関係が深まる
最初はなかなか距離感が掴めず緊張していましたが、近くに住んでいると自然と会う機会が増え、少しずつ打ち解けていきました。
夫の家族はとても仲が良いので、定期的に一緒にお茶をしたり、子どもの誕生日などのイベントを一緒に行ったり、用はなくても義両親の家に集まってお話しすることもしばしば。
人見知りをする私でも、義両親の温かい人柄に自然と慣れていきました。
メリット3:子どもが大きくなると頼りやすくなる
子どもがまだ小さいころは、人見知りをしてしまい義両親に預けるのも難しかったのですが、成長とともに慣れ、今では保育園の送迎などをお願いできるようになりました。
とくに二人目が産まれる頃は、夫と一緒に上の子を義両親の家に預けて出産に臨むことができたのでかなり気持ち的にも安心できました。
田舎に住むメリット
メリット1:保育園の入りやすさ
地域によるとは思いますが、我が家の住むエリアでは保育園の定員に余裕があるようで、待機児童問題とは無縁でした。
今は保育園の申し込みが厳しくなったのでできませんが、上の子の保活のときはどうしても家から一番近い保育園に入りたくて、入園が大変と言われる1歳児入園の希望園を1つしか書かなくても入園できました。
入園の心配をせずに働けるというのは、都会では得がたいメリットだと実感しています。
メリット2:新鮮な野菜やお米がもらえる!
義両親側の親戚が家庭菜園や農業をしていて、よく野菜やお米を分けてもらえます。
よく季節の野菜を「採れたからどうぞ」と持ってきてくれて、食費の節約にもなりありがたいです。
私の親戚には農業などをしている人がおらず、そういうのに憧れていたのでとても嬉しいです。
メリット3:生活費が抑えられる
都会に比べて土地や家賃が安く、日々の生活費も全体的にリーズナブル。賃貸も2LDKで6〜7万円と、東京の1Rくらいのお値段で住めます。
また、自然が多く、広い公園があったりして休日にお金をかけずに遊べるのも魅力のひとつです。(なにもないから無駄にお金を使わないというのもあります(笑))
都会だと、休日は商業施設のフードコートの席を取るのも大変だったり、ちょっと休憩しようと思ってもカフェが満席と人混みに苦労した気がしていますが、田舎だと休日でも激混みになることもなく余裕があるのもうれしいポイントです。
義両親が近くにいても・・・
デメリット1:子どもが義両親になつかないことも
上の子が生まれた当初は、ときどき子どもを預けて買い物に行ったりできたらと育児のサポートを期待していたのですが、実際は子どもが早々に義両親にも人見知りをはじめてしまいました。
それでも定期的に面倒を見ていれば慣れてくれるのではと思っていたのですが、義両親も「ずっと泣いている子を見るのはちょっと...」とあまり時間をかけて慣れさせるのに前向きではなかったので、最初の期待とは外れてしまいました。(たしかに子どもの相手は大変ですしね...)
親としては「せっかく近くに住んでるのに…」と少し焦りましたが、これは相性やタイミングもあると割り切ることに。
デメリット2:気軽に頼れる関係にはならない
やっぱり「自分の親ではない」という壁はあります。
たとえば家事や育児で困ったとき、気軽にお願いしたり、悩みを相談したり…というのはちょっと難しい場面も。
頼りたい気持ちと、気を遣う気持ちのバランスは今でも悩んでいます。
田舎に住むデメリット
デメリット1:ペーパードライバーには厳しい車社会
最大の壁だったのが「車なしでは暮らせない」という現実。
私は免許を取得してからずっとペーパードライバーだったので、最初は買い物も通院もままならず、かなり不便を感じました。
今では練習して運転できるようになりましたが、田舎に住むなら車は必須と痛感しました。
移住3年目で今では日常生活では困らない程度には運転できています!
ちなみに民間のペーパードライバー講習を受けた体験談はこちら
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運転免許を取得してから10年間一度も運転をしたことがない私がペーパードライバー講習を受けた体験談です。
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デメリット2:友人が少なく、孤独を感じることも
移住すると人間関係も新しくなるので、ちょっとした話し相手がいないのが寂しく感じる人もいるかもしれません。
私はもともと一人でいるのも好きなのでそこまで苦労していませんが、保活や産院を探しているときの情報収集にちょっと困る場面もありました。
まとめ:移住してよかった?私の本音
結論から言うと、思い通りにいかなかったこともありますが、義両親の近くに移住してよかったと思っています。
義両親の人柄もよく、こちらに干渉することはないけれど「手伝うよ」と積極的に声をかけてくれて助かった場面がたくさん。
田舎暮らしも、車社会に慣れるまでは苦労しましたが、身近に四季を感じられたり、住んでいる人たちの穏やかな人柄も心地よく感じていて、夫とも「子どもが成人するまではここに暮らしていたいね」と話しています。
これから義両親の近くや田舎に移住するか検討している方の参考になればうれしいです。