赤ちゃんの睡眠時間が伸びてパパ・ママも眠れる、『奇跡のおくるみ』スワドルアップ。
サイズや種類がいろいろあり、赤ちゃんの成長過程に合わせてステージを切り替える必要もあるため迷ってしまうことも。
この記事では赤ちゃんの成長段階に合わせたスワドルアップの着用すべきシリーズと、サイズはどのように選べばいいかをまとめました。
スワドルアップとは?
スワドルアップとは、オーストラリア発祥の“着るおくるみ”。
赤ちゃんを包み込んでモロー反射の衝撃を緩和し、ぐっすり眠る手助けをしてくれるアイテムです。
夜泣きや背中スイッチ対策に効果があり「赤ちゃんがよく眠る=ママもよく眠れる」ということで『奇跡のおくるみ』と呼ばれています。
公式サイトによると、「おくるみで包まれる安心感+自然な寝姿勢による自己安定」で使用者の約84%が「赤ちゃんの睡眠時間が伸びた」と答えています。
モロー反射とは原始反射と呼ばれる反射的な運動のことで、赤ちゃんが急にびくっと動き両手をあげて抱きつく動作をすることです
新生児でも使える?
結論から言うと生後0ヶ月の新生児でも使えます!
新生児から使えることは公式サイトでも案内されています。
新生児からおくるみ(スワドル)をしても大丈夫?
おくるみはママのお腹の中にいるような体勢にし、安心して眠れるようにするためのもの。
新生児〜最大で生後6ヶ月頃まではおくるみの効果があると言われています。
きゅうくつそうに見えますが、赤ちゃんにとっては安心できる状態なんです
スワドルアップの効果は?
・モロー反射の衝撃を緩和して起きにくくする
・ママのお腹の中の体勢にして安心感して眠れる
順に解説します。
モロー反射の衝撃を緩和して起きにくくする
わずかな音や光などの刺激で手足がビクッと動いてしまうモロー反射。赤ちゃんが起きてしまう要因のひとつですが、スワドルアップはモロー反射の衝撃を緩和して眠りを安定させてくれます。
“抑止”ではなく“衝撃の緩和”。赤ちゃんの動きは遮らないので罪悪感がありません
ママのお腹の中の体勢にして安心感して眠れる
赤ちゃんにとって自然な姿勢の“腕はW・足はM字”をキープ。この姿勢はお腹の中にいたときに似ています。
さらに胸・お腹周りをピタッと覆ってママのハグのような安心感を。
また、指しゃぶりがしやすい手の位置なので眠いときや不安なときに指をしゃぶって自己安定してくれます。
「背中スイッチ対策に効果的だった!」という声もよく聞かれます
スワドルアップの種類
スワドルアップは3種類のステージがあります。ステージによって異なるサイズ展開と生地の種類も。
ステージ1=新生児〜寝返りを始めるまでに使える
ステージ2=寝返り〜おくるみ卒業まで使える
ステージ3=おくるみを卒業した後に使える
ステージ1 | ステージ2 | ステージ3 | |
時期 | 新生児〜寝返りを始める頃 | 寝返り頃〜おくるみ卒業 | おくるみ卒業〜 |
月齢目安* | 0〜4ヶ月 | 4ヶ月〜6ヶ月 | 6ヶ月〜 |
袖 | 外せない | 外せる | 袖なし |
脚 | 出せない | 出せない | 出せる |
サイズ | ・S 3.5~6㎏ (〜3ヶ月頃) ・M 6~9㎏ (3〜6ヶ月頃) ・L 9~11㎏ (6ヶ月〜) | ・M 6~9㎏ (3〜6ヶ月頃) ・L 9~11㎏ (6ヶ月〜) | ワンサイズ |
生地 | ・オールシーズン ・オーガニック オールシーズン ・ライト (春夏秋) ・バンブーライト (夏) | ・オールシーズン ・ライト (春夏秋) ・バンブーライト (夏) | ライト (春夏秋) |
*月齢目安はどの月齢で着用するかイメージがつきやすいように平均的な赤ちゃんの成長段階に合わせて追記しました。(メーカーの推奨ではありません)実際にステージとサイズを選ぶ際は、赤ちゃんの成長段階と体重を見て決めてくださいね。
どのステージを選べばいい?
新生児〜寝返りを始めるまではステージ1
新生児〜寝返りを始めるまではすっぽり包むタイプのステージ1を着用します。寝返りを始める頃というのは、個人差がありますが早い子だと生後3ヶ月くらいから寝返りをすることも。だいたい5ヶ月前後に寝返りをする子が多いです。
寝返りをはじめそうになったらステージ2
寝返りをはじめそうになったら袖が外せるステージ2を着用します。袖が外れる理由は、寝返りをしたときに腕が使えないと窒息の危険があるからです。
寝返りの兆候は、赤ちゃんが横向きになって遊ぶ、仰向けの状態で手足をバタバタする、腰をひねって海老反りのポーズをするなどが見られます。
寝返りの兆候が見られてから実際に寝返りをするまでの期間は個人差があります。私の娘は寝返りの兆候が見られてから実際に寝返りするまでに1ヶ月以上ありましたが、わりとすぐ寝返りしてしまう子も。兆候が見られたら早めにステージ2にして袖外しの練習をしたほうがいいかもしれません。
モロー反射がなくなったらステージ3
ステージ3はおくるみ卒業後に。おくるみ卒業はモロー反射がなくなり寝返りを修得する4〜6ヶ月頃が目安です。
ステージ3は手足が動かせて寝返りがうてるので、モロー反射がなくなってステージ2がサイズアウトしたらステージ3にするといいように思います。
ステージ2でスワドルアップを卒業してスリーパーなどに移行する人も多くいますよ
スワドルアップのサイズの選び方
公式サイトでは、体重をもとにサイズを選ぶように記載があります。
体重 | 月齢 | 最大身長 | |
S | 3.5〜6kg | 1〜3ヶ月 | 62cm |
M | 6〜8.5kg | 3〜6ヶ月 | 68cm |
L | 8.5〜11kg | 6ヶ月〜 | 76cm |
身長・月齢は目安。2ヶ月で6kgになる赤ちゃんもいれば4ヶ月で6kgになる赤ちゃんもいます。身長・月齢よりもお子さんの体重を見て選ぶようにしましょう。
サイズアウトを見越して新生児からMサイズを着てもいい?
大きめの赤ちゃんだと生後2ヶ月でサイズアウトしてしまうこともあるので大きめを買って長く使いたいですよね。
個人的にはスワドルアップの効果をきちんと発揮するためにステージ1のSサイズがおすすめ。
公式サイトでも体重に合った適正サイズを着用するよう記載してあります。
でも、Mサイズを新生児の頃から着せていたという声も聞きます。
新生児からMサイズを着る懸念点
・ぶかぶかでスワドルアップの効果が弱まるかも
・口元に布がかぶらないように
上記を踏まえて検討してみてください。
私はステージ1のSサイズがサイズアウトしたらステージ2のMサイズに切り替えていました。娘は成長曲線では体重が真ん中より上で、生後3ヶ月に入る頃のサイズアウト。生後4ヶ月に入ってすぐ寝返りの兆候があったので袖外しの練習を始める感じでした。
まとめ
スワドルアップのステージとサイズについてまとめました。
種類とサイズがいろいろあり悩みますが、お子さんの成長段階と体重を見て選んでくださいね。