育児

スワドルとおくるみの違いは?代用できる?両方使ってわかった使い分けのコツ

赤ちゃんを迎える準備をしている時、「スワドル」と「おくるみ」という言葉を目にして、「これってどちらも必要なもの?」「スワドルはおくるみで代用できる?」と悩んだことはありませんか?

私も出産前は同じ疑問を持っていました。実際に両方使ってみて、それぞれに明確な役割があることがわかったので、実体験を交えながら、スワドルとおくるみの違いや使い分けについてご紹介します。

このブログ(meme’s blog)について
管理人はmeme(めめ)。夫と2歳の娘、0歳の息子の4人暮らし。不妊治療を経て子どもが産まれるのを機に、東京から地方に引っ越しました。育児や便利グッズなど生活に関することを発信しています。

スワドルとおくるみ、そもそも何が違うの?

まず基本的な違いについてです。

スワドルとは

スワドルは、赤ちゃんを包んで寝かせるための専用寝具です。赤ちゃんの「モロー反射」(ビクッとして手足が動く反射)を抑えて、安心して眠れるようにサポートしてくれます。

多くのスワドルには以下のような特徴があります。

・マジックテープやファスナーで簡単に装着できる
・適度な締め付けで赤ちゃんを包み込む
・股関節の発達を妨げないデザイン
・通気性の良い素材

おくるみとは

一方、おくるみは多目的に使える大判の布です。昔から使われている育児アイテムで、赤ちゃんを包む以外にもさまざまな用途があります。

おくるみには以下のような特徴があります。

・正方形または長方形の大きな布
・ガーゼやコットンなどの柔らかい素材
・包む、敷く、掛けるなど用途が広い
・使い方次第でスワドルの代用も可能

スワドルの効果は本当にある?実際に使ってみた感想

購入前、私も「本当に効果があるのかな?」と半信半疑でした。でも、使ってみて驚いたのが寝つきと睡眠時間の違いです。

スワドルを使うメリット

モロー反射による覚醒を防ぐ:赤ちゃんは寝ている間に突然手足がビクッと動いて、その動きで自分が起きてしまうことがあります。スワドルで包むことで、この反射を抑えられました。

安心感を与える:お腹の中にいた時のような包まれる感覚が、赤ちゃんに安心感を与えるようです。我が家の子も、スワドルで包むと落ち着いて眠りについてくれました。

寝かしつけの時短:抱っこで寝かしつけた後、布団に置いた瞬間に起きる「背中スイッチ」が発動しにくくなりました。

親の睡眠時間も確保できる:赤ちゃんが長く寝てくれることで、私自身も少しまとまった睡眠が取れるようになり、精神的にも楽になりました。

注意点

ただし、スワドルにも注意点があります:

・生後4〜5ヶ月頃、寝返りを始めたら使用を中止する必要がある

・室温調整をしっかり行う(暑すぎないように)

・股関節に配慮したデザインのものを選ぶ

おくるみの使用用途は想像以上に広かった

おくるみは、赤ちゃんを包む以外にも本当にたくさんの使い道があります。

おくるみの活用方法

体温調節:エアコンが効きすぎた室内や、ちょっと肌寒い時にサッと掛けられます。

紫外線対策:ベビーカーでお出かけの時、日差しが強い時間帯にさっと日除けとして使えます。

授乳ケープ代わり:外出先での授乳時に目隠しとして使用できます。

敷物として:お店など外出先で、おくるみを敷いてその上に赤ちゃんを寝かせることで衛生面も安心。

バスタオル代わり:沐浴後、ガーゼ素材のおくるみで体を拭いて、そのまま包んであげることも。

フォトスペースとして:可愛いおくるみを敷けばおうちでも簡単にフォトスペースにできます。

おくるみは洗い替えを含めて数枚持っていると、本当に重宝します。

おくるみでスワドルの代用はできる?実際に試してみた結果

「スワドルは必要ないかも?おくるみで代用できるなら節約したい」と思う方もいますよね。私も最初はそう思っていました。

おひな巻きでの代用

おくるみを使って「おひな巻き」という伝統的な巻き方をすれば、スワドルと同じように赤ちゃんを包んで寝かせることができます。

実際に試してみた感想

巻き方が難しい:慣れるまで時間がかかるうえ、夜中の授乳後に再び巻くのが大変でした

すぐにほどける:赤ちゃんが動くとすぐに緩んでしまい、何度も巻き直しが必要

布の量が多い:ほどけたときに口元に布がかかってしまう心配があり、常に気を配る必要がありました

窒息リスクへの懸念

おくるみでの巻き方で最も心配だったのが窒息のリスクです。布がほどけて顔にかかってしまう可能性があり、特に夜間の睡眠時は不安でした。

スワドルは顔周りをしっかり開けた設計になっていて、はだけて顔に布がかかることもないので安全面でも安心感が違いました。

(ちなみに、大きくなってもスワドルが着られるようにあらかじめ大きめサイズを新生児期から使う方もいますが、その場合は顔にスワドルがかかってしまう可能性があるので月齢に適したサイズがおすすめです。)

結論:代用は可能だが、おすすめはしない

技術的にはおくるみでスワドルの代用は可能ですが、個人的には安全性と利便性を考えると、睡眠用には専用のスワドルを使うのがおすすめです。

結局どっちを買えばいい?目的別の使い分けがベスト

実際に両方使ってみて、私が出した結論は「目的別に両方あると便利」です。

スワドルはこう使う

用途:夜間睡眠とお昼寝専用のパジャマとして

  • 寝かしつけの時間を短縮したい
  • 赤ちゃんにしっかり寝てもらいたい
  • 自分の睡眠時間も確保したい

新生児期から寝返りを始める前までの短い期間ですが、この時期は特に睡眠不足になりがちなので、スワドルへの投資は価値がありました。2〜3枚あれば洗い替えも含めて十分です。

とはいえスワドルもそこそこのお値段がするので、私の場合は大人が見守れるお昼寝時はスワドルを使わずおくるみを使っていました。

おくるみはこう使う

用途:日中の体温調節、外出時の多目的アイテムとして

  • エアコンの風よけや肌寒い時の体温調節
  • 紫外線対策
  • 外出時の敷物や目隠し
  • よだれ拭きやバープクロス

おくるみは赤ちゃんが成長しても使い道があります。ブランケットとして長く使えるので、3〜4枚あると安心です。

選ぶ時のポイント

スワドルを選ぶ時

装着の簡単さ:夜中でもパッと装着できるものを

サイズ調整機能:赤ちゃんの成長に合わせて調整できるタイプが長く使える

股関節に優しい設計:足が自然なM字型になるものを選ぶ

通気性:季節に合わせた素材選びも重要

おくるみを選ぶ時

サイズ:赤ちゃんはすぐ大きくなるので80cm×80cm以上の大判サイズが使いやすい

素材:ガーゼやコットンなど、肌に優しく通気性の良いもの

洗濯のしやすさ:頻繁に洗うので、乾きやすい素材がおすすめ

デザイン:お出かけにも使うなら、お気に入りの柄を選ぶと気分も上がります。おくるみと一緒に写真を撮ることも多かったです。

月齢別の使用イメージ

実際の使用感を、月齢別にまとめてみました。

新生児〜生後2ヶ月

スワドル:毎日寝かしつけで大活躍。なくてはならない必需品でした

おくるみ:外出時の体温調節、日除け、敷物として使用

生後4〜5ヶ月

スワドル:寝返りの兆候が見えたらスワドルなしで寝る練習

おくるみ:お出かけが増えてきて、日除けや敷物としての使用頻度アップ

生後6ヶ月以降

スワドル:卒業。このタイミングでスリーパーに移行しました

おくるみ:引き続き、ブランケットや敷物として活躍

まとめ:両方あると育児がもっと楽になる!

スワドルとおくるみは、似ているようで全く違う役割を持つアイテムです。

スワドル:赤ちゃんの睡眠の質を高め、結果的に親の睡眠時間も確保できる、短期間だけど必須のアイテム

おくるみ:多目的に使えて、長期間活躍する万能アイテム

代用も不可能ではありませんが、安全性と利便性を考えると、睡眠にはスワドル、日中の多目的用途にはおくるみと使い分けるのがベストです。

赤ちゃんとの生活は予想以上に大変で、睡眠不足になりがちです。だからこそ、少しでも楽になるアイテムは積極的に取り入れて、ママやパパも休める時間を作ることが大切だと実感しています。

これから出産を控えている方、すでに赤ちゃんのお世話で奮闘中の方、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

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