不妊治療

1歳育児と両立しての2人目不妊治療(体外受精)体験談|スケジュール管理・費用・大変だったこと

第二子を不妊治療(体外受精)で授かりました。上の子も体外受精で授かったのですが、2人目は上の子がいる中でのスケジュール管理がさらに大変!費用やスケジュール管理についてまとめてみました。

私はこのたび2人目の子を出産しました。

上の子は体外受精で授かり、下の子も当時保管した胚を移植して体外受精で授かっています。

体外受精は【ホルモン剤の服用→採卵→胚移植→成功なら妊婦健診】と進みますが、下の子のときはすでに胚があるので採卵の必要がなく、胚移植からのスタートでした。

それでもスケジュール管理や体調の管理、メンタルの管理などがとても大変で挫けそうになったことも...。

この記事では上の子がいる中での不妊治療をどのように進めたか、スケジュール管理や費用はどうだったかの体験談をまとめました。

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我が家の状況について

二人目の不妊治療をはじめたときの我が家の状況について説明します。

  • 私→フルタイム&在宅ワークで復職中。平日勤務。
  • 夫→平日勤務・リモートなし。激務で早出遅帰り。突発的な休みはとりづらい。
  • 上の子→保育園に通園中

私や夫の仕事の状況(繁忙期とか)や上の子との年齢差、育休から復帰する時期などを考えて、6〜8月に出産したかったので逆算して9月から治療をはじめました。

医師から、上の子の体調不良で治療を中断したり、胚移植も生理のタイミングなどによって毎月必ずできるとは限らないので希望の出産時期があるならやや余裕を持って取り組むようにアドバイスをもらいました

1歳育児と不妊治療で大変だったこと&対策

【悩み1】子連れで通院はNG

私の通っていた病院では子連れでの通院がNGでした。(たぶんNGのところが多いと思います)

保育園に行っている間に通院時間が重なれば問題ないのですが、子どもが病気になってしまったときや指定された時間に対して送迎が間に合わないときは預け先が必要で、頭を悩ませました。

【対策】子どもの預け先を検討しておく

不妊治療の病院に子どもを連れて行くことができないので、実家や預かり保育、ベビーシッターなどを検討しました。

万が一上の子が体調不良時には病児保育が利用できるか検討したり、治療を仕切り直すことも視野に。

私は胚移植の時間が夕方の指定になって保育園の送迎が間に合わないときがあり、保育園を休ませて病院の近くの預かり保育を利用したこともあります。

早めに調べて検討しておくと慌てなくてすみます

【悩み2】通院スケジュールが突然決まる

不妊治療は体の様子を見て次回の通院日が突然決まります。

しかも、「次は◯日に来てください」とだいたい特定の日ズバリで指定されて、「◯日〜◯日の間に来てください」と余裕を持った日にちで言われることは稀です。

仕事をしているだけでもこのスケジュールの調整が大変なのに、上の子がいると保育園の送り迎えに間に合うようにしたり、体調を崩して自宅保育にならないかといった心配も増えてスケジュールの管理がさらにむずかしくなりました。

【対策】過去の治療スケジュールを参考に通院日を予想する

Googleカレンダーに上の子の不妊治療時の通院日を残していたので、それをもとに「胚移植のあとは◯日後と◯日後に通院するかも」などだいたいの通院日を予想していました。

夫にも予想の日程を共有しておいて、上の子の送迎や体調不良の場合は仕事の調整ができるように早めにお願いしました。

【悩み3】通院や妊娠の不安へのストレス

私の場合は治療を開始してから妊娠して病院を卒業するまで約3ヶ月、通院回数は11回ほど。通院の日に子どもが病気したりせずちゃんと通えるかどうかという不安が常にありました。

妊娠のチャンスが限られていたのもストレスにつながっていたかもしれません。保管していた胚は2つだったのでチャンスは2回。治療に行き始めて、この2回がうまくいかなかったときにまた採卵からチャレンジし直すのは上の子がいる中でスケジュール的にも難しいと感じていました。

なので2回しかチャンスがないというプレッシャーも大きく、精神的なものが影響したのか1回目はうまくいきませんでした。

【対策】パートナーとよく話す&いろいろな状況を想定しておく

私がしていたのは、まず現実問題として夫とスケジュールの調整をしっかり取り合うこと。その時期の夫は平日勤務・土日休みでとても忙しい職場だったので、いつも上の子の送り迎えができず急なお休みを取りづらい状態。上の子を見てほしい日があれば早めに連絡して、仕事を調整して有給休暇を取ってもらいました。

不安なことがあれば聞いてもらうようにもしていました。そうするだけでもかなり精神的に楽になります。

いろいろな状況を想定して不安のタネを潰しておくのも大事でした。前述の繰り返しになりますが、子どもを預けることになった場合の選択肢をいくつか考えておいたり、もし妊娠しなかったときのことも夫婦で考えておくと心の負担が軽くなります。

上記の対策をしてスケジュール的にもうまくいった胚移植2回目は気持ちにも余裕を持てたからか成功しました!

2人目の体外受精にかかった費用

胚の保管料(2年分)・・・15万円

胚移植にかかった費用(2回分)
治療代・・・約95,000円
薬代・・・約17,000円

妊娠後の経過観察費用
治療代・・・約16,000円
薬代・・・約10,000円

合計・・・約288,000円(胚の保管料を除くと138,000円)

胚の保管料が高かったので全部を合計すると一人目のときと同じくらいかかっていました。
胚移植は2回しているので、1回あたりの費用はだいたい5〜6万円くらいです。採卵が入ってくるとプラスでかかってきます。

じつはこの胚の保管料、1年目は胚ひとつに対し5万円の料金だったので胚5万円×2=10万円だったのですが、2年目の更新時に法整備(?)されて個数に関わらず一律5万円となったのでした。少しずつ不妊治療がしやすい環境に整えられてきているのかなと思います。

最後に

二人目の不妊治療(体外受精)をしたときのスケジュール管理や費用についてまとめました。

胚移植だけでもかなりスケジュール調整や精神的な負担が大きかったので、実家や預かり保育、ベビーシッターなど人の手を借りられるとかなり楽になるんじゃないかと思います。

参考になれば幸いです。

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