育児

実践レポート|『365日のフリージング離乳食』を作ってみた感想やラクに進めるコツ

0歳の赤ちゃんを育てているママです。

毎日の離乳食作りはとても大変。
でも健康のためにも経済的にも、なにより「作ってあげたい」という気持ちがあり、なるべく離乳食は作るようにしたかったので、まとめて作って冷凍しておく『フリージング離乳食』を取り入れていました。

この記事では『365日のフリージング離乳食』というレシピ本のレシピ&献立を参考に離乳食を進めてみた感想や、私なりの進め方や工夫した点をまとめました。

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作り置きしてチンするだけ!『365日のフリージング離乳食』

『365日のフリージング離乳食』は食材を食べやすく調理して小分けに冷凍保存し、食べるときに組み合わせて温めるだけですぐ食べさせることができる離乳食のレシピ集です。

私はこの本の離乳食初期〜完了期までの 1週間分ずつの献立をそのままマネして進めていました。

フリージング離乳食の本はたくさんあるのですが、この本を検討している方や同じようにこの本を参考にして進めている方の参考になればと思い、私なりの進め方や工夫した点、感想などをこの記事にまとめました。

この記事をおすすめする人

・この本を検討している方
・この本のメリット・デメリットを知りたい方
・本を持っているが進め方に悩んでいる方
・つまずくポイントを知りたい方
・さらにラクする方法を知りたい方
・効率のいい作り方を知りたい方

絶賛離乳食の最中なので、離乳後期まで進めた感想を書いています

『365日のフリージング離乳食』の特徴

この本の特徴をまとめてみました。

・1週間分を食材ごとに冷凍し食べるときに温める
・一皿で完結するどんぶりスタイルが多め
・温めるときに味付けなど多少調理の手間がある
・手に入りやすい身近な食材が多い

1週間分を食材ごとに冷凍し食べるときに温める

この本は出来上がった料理をフリージングするのではなく、柔らかく茹でた玉ねぎ・にんじんなどの各食材をフリージングして食べるときに組み合わせます。

たとえば
おかゆ+トマト+ブロッコリー+ツナ → 野菜たっぷりトマトがゆ
といったかんじです。

食材や調味料の組み合わせでいろいろな料理ができるので、作り置きの調理時間は少なくバリエーション豊かな離乳食が作れるメリットがあります。

1週間分のレシピを2回繰り返すので意外とあわただしくなりません。この本では2週間分まとめて作ってフリージングもOKとしているので多めに作っておけばさらにラク。

一皿に全部混ぜるどんぶりスタイルが多め

レシピは一つのお椀に全部の材料を入れて温めるどんぶりスタイルが多いです。
レンチンの手間も洗い物も少ないのでとてもラク

初期〜中期は食材それぞれの味を味わってもらいたいママもいると思うので、その場合は食材ごとに温めればOK。

食器が少なくて済むので、後期までは自宅にある食器でまかなえてラクでした。最初にかわいい食器を買ってもいたずらされちゃって結局隠して食べさせるはめになるので(笑)

温めるときに味付けなど多少調理の手間がある

食材だけフリージングしているので、温めるときに味付けをしたり新たに食材を足してバリエーションを出すことがあります。(何もせずチンするだけのときもあります!ラク!)

私の場合は調理が必要なときは離乳食の準備を始めてから食べるまでに10分〜15分くらいかかりました。

6・7ヶ月頃はキッチンに立つとすぐぐずってしまったのでなるべく食べる前の調理はしないように工夫していました。そちらは後述します。

手に入りやすい身近な食材が多い

食材はどこのスーパーにも売っているようなものが多いので食材探しに困るようなことはあまりありませんでした。

でも私の周りはたまたま大きなスーパーがたくさんあったので、小さなスーパーだと季節はずれの野菜や食塩無添加の缶詰などはない場合もあるかもしれません。あらかじめチェックしておいたほうが安心です。

『365日のフリージング離乳食』で私が感じたメリット

・食べた量と栄養がわかりやすい
・自分でメニューをアレンジしやすい
・素材の味を活かしていて、メニューも美味しい
・足りない食材や苦手な食材の代用がしやすい

食べた量と栄養がわかりやすい

この本は「炭水化物」「ビタミン」「タンパク質」に食材を分けて考えられています。
月齢によって食べさせる量の目安があり、それに合わせて炭水化物何g・ビタミン何g・タンパク質何g、とフリージングした食材を組み合わせるのでどのくらい食べさせたかがわかりやすくなっています。

保健師さんから「量はだいたいでいいよ〜」と言われたので気にしすぎる必要はないと思うのですが、わからないよりはわかっていたほうが安心ですよね。

自分でメニューをアレンジしやすい

食材を組み合わせるだけなので、フリージングが半端に余ったり子供が苦手そうなメニューがあったとしても「これとこれを組み合わせて、これで味付けしたら美味しそう」と自分でアレンジしやすかったです。

前述のとおり栄養素の組み合わせ方もわかりやすいので、「炭水化物」「ビタミン」「タンパク質」+「調味料」の考え方でやっていました。

味付けも温めるときにするので、子どもの苦手な味つけだったら好きなものに変えたりもよくしていました。

素材の味を活かしていて、メニューも美味しい

赤ちゃんにはなるべく素材を活かした優しい味にしてあげたいですよね。
この本のレシピは野菜から煮出した野菜スープやかつおだしを使ったり、調味料も控えめで素材の味をいかした味つけが多いです。

他の離乳食のレシピ本だと家庭では馴染みのない食材を組み合わせた変わったメニューがあったりしますが、この本にはそういったものが少なくおいしくできています。

足りない食材や苦手な食材の代用がしやすい

食材だけフリージングしているので「ビタミンのフリージングが足りないから残りの食材に合いそうなブロッコリーを足しておこう」とか「子どもが納豆が苦手だからしらすにしよう」といった臨機応変の対応もしやすかったです。

『365日のフリージング離乳食』の注意点

・離乳初期はじめの1ヶ月の食べさせ例はなし
・食材の固さや大きさは子に合わせて自分で判断する
・アレルギーチェックは自分で考えて進める
・後期からの手づかみメニューが少ない
・完了期のメニューが少ない

離乳初期はじめの1ヶ月の食べさせ例はなし

離乳食のレシピ本にはよく、10倍がゆから野菜のペーストを始めていく最初の一ヶ月の献立例が載っているのですがこの本にはありません。(フリージングする食材だけ載っています)

最初は初めて食べる食材ばかりなので、自分で進め方を考える必要があります。

食材の固さや大きさは子に合わせて自分で判断する

離乳食が進んでいくと、食材を徐々に固く・大きくしていきます。

レシピ本によっては中期や後期など時期の途中で徐々にレシピの形状も変化していき、それに合わせて作れるものもありますが、この本は初期・中期・後期…と時期別に固さ・大きさがはっきり分けられています。

なので赤ちゃんの食べ具合を見て自分で形状を変えていく必要があります。

私は中期に形状を変えるのを怖がってゆっくり進めていたら後期で出遅れてしまい、子どもが食べられる形状にレシピをアレンジする手間が増えてしまいました。

後期は手づかみメニューなどガラッと形状が変わるのでレシピを変えるのが大変でした

アレルギーチェックは自分で考えて進める

はじめて食べる食材は少しずつ食べさせることと、病院が空いている時間に食事をする必要があります。

わりとどのレシピ本でもそうですが、はじめて取り入れる食材でもアレルギーチェックは済んでいるテイで献立されていますし、病院の空いている時間に献立されているわけではありません。

事前に食材を確認してアレルギーチェックを済ませておくなど自分で考えて進める必要があります。

週に何品も初めての食材があることも。私のアレルギーチェックの進め方は後述します

後期からの手づかみメニューが少ない

後期になると赤ちゃんも食べ物に手を伸ばすようになるので手づかみメニューが欲しくなってきます。

また、最初から上手に食べてくれるとも限らないので、食べさせるメニューとは別でたくさん作っておき、つかむ・食べるの練習をさせたいところなのですが、レシピ数が少ないです。

手づかみメニューを増やしたい場合はネットなどで調べる必要があるかも。

まだ手づかみさせはじめの時期に手づかみメニューだけの献立があるのも要注意です

完了期のメニューが少ない

1歳〜1歳半の完了期は2週間分の献立しかありません。

でもこの時期は大人ごはんのとりわけもしやすく、保育園が始まる子もいるのであまり気にならない方も多いかも。

『365日のフリージング離乳食』の私流調理の手間の減らし方

『365日のフリージング離乳食』のデメリットに対する口コミを見てみると“温めるときに調理の手間があるのが面倒”という口コミが多いです。

私も子どもが6・7ヶ月の頃はキッチンに立っているとすぐぐずってしまったので調理の時間があるのは困りました。

月齢が進むほどおやきを焼いたり、追加で加える食材も増えてさらに手間がかかってきますが、ラクにする方法がいくつかあります。

冷凍できるものはしておく

この本にはその週に必要なフリージングの他に「冷凍せずにその都度使う食材」も記載されています。都度調理するものがたくさんあるように見えますが、実は冷凍できるものも多いです。

私は豆腐のような冷凍できない食材以外は全部下準備してフリージングしていました。

おやきやハンバーグも焼いてひとつずつラップし、フリーザーバッグに入れればストックしておけます。

別のメニューにアレンジする

調理の手間があるメニューは作らず、すぐできる別のメニューにアレンジしたりもしていました。
ヨーグルトやカッテージチーズのような少ししか使わないのに賞味期限が短い食材を使うときも同様です。

バリエーションを出すためか、この本では同じメニューを繰り返すことはありませんが、同じメニューを繰り返したりもしていました。

『365日のフリージング離乳食』の私流はじめての食材の進め方

初めての食材が出る週にアレルギーチェックも同時に進めると慌ただしくなってしまいます。

なぜかというと病院の空いている時間に献立を入れ替えたり、量が変わると栄養バランスも変わるので代わりの食材を準備したりする必要がでてくるからです。

私がやっていたのは、翌週の献立をあらかじめ確認しておいて、初めての食材は前の週の献立にプラスして進めておくことです。

もし栄養素が多くなって心配なら減らせばいいだけで簡単。はじめての食材が多くて間に合わない時はアレルギーリスクの低い食材を翌週に持ち越して試していました。

『365日のフリージング離乳食』でストックしていると便利なもの

・豆腐

一番便利だったのはお豆腐!ちょっとたんぱく質が足りないときに一緒にお皿に入れてチンするだけでいいし、味も邪魔をしないので重宝していました。

余っても水に浸せば数日保存できるし、親が食べてもヘルシーで産後の体にいいです。

・カゴメトマトペースト

トマトペーストって、茹でてタネと皮をのぞいてペーストして…と手間のわりにはあまり量が作れません。

トマトの登場回数はけっこう多いので、カゴメのトマトペーストを薄めて作ればかなり時短になります。

濃縮タイプなのでトマトペーストの分量の10~12倍の量で薄めます。私は知らずに適当に水で割って濃いめのを与えてしまったので要注意!

・ツナ缶(無塩・ノンオイル)

ツナ缶は手軽にタンパク質が摂れてとても便利なので登場回数が多いです。ただ、無塩・ノンオイルタイプは見つかりにくいのでネットでまとめ買いしておくとラクかも。

スーパーではノンオイルはよく見かけますが無塩があまり見つかりませんでした。

・赤ちゃんうどん・パスタ・マカロニ

うどん・パスタ・マカロニの登場回数も多いです。赤ちゃん用だと塩分の心配も少なく、あらかじめ食べやすく小さめに作られているので切る手間がはぶけます。

パスタ・マカロニは見つかりにくいこともあるのでネットでまとめ買いも手。

・フリージング容器(リッチェル)

ストックではないのですがフリージング容器は「リッチェル わけわけフリージング ブロックトレー」がおすすめ。とにかく冷凍ブロックが取り出しやすく、容器もスリム&スタッキングできるので場所もとりません。

容器は2〜4個のセットで売られています。私は15ml、25ml、50ml、80mlをそれぞれ1セットずつ使って1週間分をギリギリやりくりできる感じでした。たくさん食べるようになったら、130mlくらい入る主食用の容器があるといいかも。

・ぶんぶんチョッパー

こちらもストックではないのですがあると便利なのがぶんぶんチョッパー。離乳食では細かく切ることがたくさんあるので時短になります。

電動だと電源の場所に移動する手間があり、音で寝ている赤ちゃんを起こしてしまう心配もあるので手動タイプが手軽かつ静かでおすすめです。

ちなみにハンドブレンダーはあると便利ですが音が心配だったり、初期はそれほど量がなくてこし器のほうが濾すのも洗うのもラクだったりで数えるぐらいしか使いませんでした

まとめ

『365日のフリージング離乳食』のレシピ&献立を参考に離乳食を進めてみた感想や、私なりの進め方や工夫した点をまとめました。

参考になればうれしいです。

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